AirPods Proの世代を見分ける方法|ケースや型番で第1・第2を即判別
発売以来、完全ワイヤレスイヤホン市場を牽引し続けているAppleの「AirPods Pro」。現在の中古市場やフリマアプリ、あるいは手元にある端末を巡り、「自分が使っているAirPods Proは第1世代なのか、それとも第2世代なのか」と判別に迷うケースが後を絶ちません。一見すると白を基調としたミニマルなデザインは共通しており、パッと見ただけでは違いが分かりにくい構造になっています。
しかし、細部のハードウェア構造やモデル番号(型番)を確認すれば、誰でも数秒で確実に世代を特定できます。本稿では、ケース外観の決定的な識別ポイントから、iPhoneの設定アプリを使った100%確実な型番照合、さらには第2世代内部に存在する「端子の違い」まで、取材データと公式仕様に基づきわかりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ケース底面の「スピーカー穴」と側面の「ストラップループ」があれば確実に第2世代。
- 要点2:iPhoneの「設定」アプリまたはイヤホン本体内側の「モデル番号」を照合すれば100%世代を特定可能。
- 要点3:第2世代には「Lightning端子版」と「USB-C端子版」が存在し、防塵性能やロスレス対応に違いがある。
【即座に判別】手元のAirPods Proは何世代?ケースと端子で見分ける3つの外観ポイント
手元のAirPods Proが何世代かを最も素早く見分ける方法は、充電ケースの外観をチェックすることです。Appleは第2世代への刷新にあたり、ケースに複数の機能的パーツを追加しました。以下の3点を確認するだけで、わずか数秒で世代が判明します。
最も決定的な違いは、充電ケース底面の構造です。底面の充電ポート横に複数のスピーカー穴が開いている場合、それは間違いなく第2世代です。このスピーカーは「探す」アプリで音を鳴らして位置を特定するためのもので、第1世代のケース底面には充電ポート以外の穴は一切存在しません。
続いてケースの右側面を確認してください。金属で縁取られたストラップループ(ストラップ装着用の穴)が備わっていれば第2世代、何も凹凸がないフラットな状態であれば第1世代です。さらに充電端子の規格にも注目してください。差し込み口がUSB-Cポートであれば、2023年秋以降に登場した第2世代(USB-C版)であることが確定します。

【型番一覧表】設定アプリや本体刻印から100%確実に世代を特定する方法
外観だけでなく、システム上のデータから完全に白黒をつけたい場合は、モデル番号(型番)の確認が最も確実です。シリアル番号(個体ごとの製造番号)とモデル番号は混同されがちですが、世代を判別するには「A」から始まる4桁のモデル番号を用います。
iPhoneとペアリングされている状態であれば、「設定」アプリを開き、上部に表示されるAirPods Proの名称をタップ(または「Bluetooth」一覧の「(i)」マークをタップ)するだけで、「モデル番号」の項目から即座に型番を読み取れます。
| 世代・モデル名称 | イヤホン型番(左右) | 充電ケース型番 | 主な仕様・端子 |
|---|---|---|---|
| 第1世代(2019/2021年) | A2083(右) A2084(左) | A2190 | H1チップ / Lightning充電 / スピーカー穴なし |
| 第2世代・Lightning版(2022年) | A2698(右) A2699(左) | A2700 | H2チップ / Lightning充電 / スピーカー穴・ストラップあり |
| 第2世代・USB-C版(2023年〜) | A3047(右) A3048(左) | A2968 | H2チップ / USB-C充電 / IP54防塵 / ロスレス対応 |
手元にペアリング可能なスマートフォンがない場合でも、イヤホン本体の内側(イヤーチップの根元付近)、あるいは充電ケースのフタの裏側に極小の文字でモデル番号がレーザー刻印されています。ルーペやスマートフォンのカメラで拡大撮影することで、物理的に型番を確認できます。
イヤホン単体で見分ける方法|センサー形状・音量スワイプ・イヤーチップ互換性の罠
ケースがなくイヤホン本体のみが転がっている場合でも、第1世代と第2世代には明確な相違点が存在します。注目すべきは、軸部分(ステム)の操作インターフェースと、耳への装着を検知する光学センサーの形状です。
第2世代のイヤホン本体には、軸のフラットな窪み部分にタッチセンサーによるスワイプ機能が搭載されています。指先を上下に滑らせて音量調節ができるのは第2世代のみであり、第1世代は「押し込み操作(感圧センサー)」による再生・停止やノイズキャンセリング切り替えしか受け付けません。
また、イヤホン内側の黒いパーツ形状にも違いがあります。第1世代は円形の「光学式赤外線センサー」が配置されていますが、第2世代では誤作動を防ぐために細長いスリット状の「肌検出センサー」へと刷新されました。
ここで多くのユーザーが陥りがちな盲点が「イヤーチップの互換性」です。第1世代と第2世代のイヤーチップは物理的なジョイント形状が同一であるため、装着自体はできてしまいます。しかし、Apple公式サポートでもアナウンスされている通り、第1世代用と第2世代用では内蔵メッシュの密度が意図的に変更されています。第1世代の本体に第2世代のチップを装着したり、その逆を行ったりすると、音響特性やアクティブノイズキャンセリングの効きに微妙な歪みが生じるため、使い回しは避けるのが賢明です。

【実態検証】中古・フリマ市場に潜むリスクと偽物の巧妙な手口
大手フリマアプリやネットオークションにおけるAirPods Proの売買トラブルを取材すると、「第2世代として購入したのに届いたのは第1世代だった」「精巧なスーパーコピー品(偽物)を掴まされた」という被害相談が依然として寄せられています。
特に巧妙化しているのが、「第1世代のイヤホン本体を第2世代のケースに入れて出品する」という抱き合わせの手口です。ケースのスピーカー穴を見て安心して購入したユーザーが、実際に使ってみるとスワイプ音量調整ができず、型番を照合して初めてイヤホンだけが第1世代であると気づくケースが見られます。
さらに警戒すべきは、iOS側で「本物」と誤認識してしまう高精度の偽造品です。Bluetooth接続時のポップアップ画面やシリアル番号の照合をクリアしてしまう偽物が流通していますが、以下のポイントを検証することで見破ることが可能です。
- 空間オーディオのヘッドトラッキング:頭の向きを変えた際に音像が追従して移動するか(偽物は固定されたまま)。
- 「探す」アプリの正確な追跡:U1チップによる近接探索(矢印で方向と距離を示す機能)が動作するか。
- ノイズキャンセリングの遮音性:本物の第2世代が持つ圧倒的な静寂感に対し、偽物は低域のホワイトノイズが混ざる。
一般に知られていない盲点|第2世代にある「2つのバリエーション」と機能差
「第2世代であればどれも同じ」と思い込んでいる読者も少なくありませんが、実は第2世代には2022年発売のLightning版と、2023年発売のUSB-C版という2つのバリエーションが存在し、内部設計にも無視できないアップグレードが施されています。
単に充電端子が変更されただけでなく、USB-C版のイヤホン(A3047/A3048)とケース(A2968)は、保護等級が「IPX4(耐水)」から「IP54(防塵・耐水)」へと強化されました。これにより、砂埃や粉塵が舞う過酷な環境下での耐久性が向上しています。
さらに、USB-C版に搭載されたH2チップは5GHz帯の無線プロトコルをサポートしており、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」と接続した際に超低遅延のロスレスオーディオ再生が可能です。Lightning版の第2世代ではこの超低遅延ロスレス再生に対応していないため、将来的なエコシステム拡張を視野に入れる場合、型番の違いは極めて重要な意味を持ちます。

【プロの結論】第1世代から第2世代へ買い替えるべき人・見送るべき人の判断基準
世代判別を行った結果、手元の端末が第1世代だった場合、現行の第2世代(特にUSB-C版)へ乗り換える価値はあるのでしょうか。ハードウェア性能、日常のストレス度、バッテリー劣化の観点から明確な判断基準を提示します。
▼ 今すぐ第2世代へ買い替えるべき人の条件
- 通勤・通学の電車内やカフェでの騒音を完全に消し去りたい人:第2世代のH2チップによるノイズキャンセリング能力は第1世代の公称最大2倍に達し、人の話し声や高音域のカット性能に劇的な体感差があります。
- 購入から3年以上が経過し、バッテリーが2〜3時間しか持たない人:リチウムイオン電池の経年劣化による単体駆動時間の低下は、本体交換修理よりも新品買い替えの方がコストパフォーマンスで優位に立ちます。
- iPhone 15/16シリーズやiPadなど、身の回りのケーブルをUSB-Cに統一したい人:持ち歩く充電ケーブルを1本に集約できる心理的・物理的メリットは絶大です。
▼ 第1世代をそのまま使い続けて問題ない人の条件
- 屋内や静かな書斎でのオンライン会議・通話がメイン用途の人:マイク性能や基本的な通話品質において、第1世代は現役で十分通用するポテンシャルを維持しています。
- バッテリー駆動時間に不満がなく、1回の連続使用が1時間未満の人:日常的な短時間リスニングであれば、数万円の追加投資に対する体験価値の向上幅は限定的です。
【airpods pro 世代 見分け方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:手元にある充電ケースだけを第2世代(USB-C)に買い替えて、第1世代のイヤホンを充電できますか?
A1:いいえ、充電・ペアリングともにできません。第1世代と第2世代ではイヤホンの充電端子接点や通信仕様が異なるため、ケースとイヤホンは同一世代同士で揃える必要があります。
Q2:シリアル番号(Serial Number)からApple公式サイトで世代を調べることはできますか?
A2:Apple公式の「保証状況の確認」ページにシリアル番号を入力すれば製品名が表示されます。ただし、製品名が単に「AirPods Pro」としか出ない場合もあるため、確実に世代を特定したいなら設定アプリに表示される「A」から始まるモデル番号(型番)を照合するのが最も確実です。
Q3:第1世代のイヤーチップを第2世代に取り付けても音は鳴りますか?
A3:音自体は鳴りますが推奨されません。第2世代専用チップは内部メッシュの構造が最適化されており、第1世代用を取り付けると高音域の抜けが悪くなったり、空間オーディオの定位感やノイズキャンセリングの遮音精度が低下する恐れがあります。
Q4:第2世代のLightning版とUSB-C版は、ケースの外見だけで見分けられますか?
A4:底面の充電ポートを見れば一目瞭然です。内部にピンがむき出しの細長い形状であればLightning、楕円形の中空ポートであればUSB-Cです。また、ケースフタ裏の型番刻印が「A2700(Lightning)」か「A2968(USB-C)」かでも判別可能です。
まとめ:手元のモデルを正しく把握し最適なオーディオ体験を
AirPods Proの世代判別は、ケース底面のスピーカー穴やストラップホールの有無といった「視覚的な手がかり」と、設定アプリに記録された「4桁のモデル番号」という2つのアプローチを用いることで、専門的な知識がなくても確実に完了します。
中古端末の売買時や予備アクセサリーの買い足し、あるいは日々の充電環境を見直す際にも、自分が所有しているモデルが「第1世代」「第2世代Lightning版」「第2世代USB-C版」のどれに該当するのかを正確に把握しておくことが、トラブルを防ぎ、快適なデジタルライフを維持するための第一歩となります。 (出典: airpods pro 世代 見分け方(Yahoo!ニュース))